今週の振り返り
- 今週のパフォーマンスは小型株が好調で+8.38%
- 米国株は全面高で、先週に続きディフェンシブセクターが強くエネルギーが弱い
- 来週はG7、欧米中銀総裁の講演、PCEデフレーター、ISM製造業景況指数に注目。
- G7合意の脱炭素路線に変化はあるか、中銀のインフレ・景気後退に対する考え方、FRBの重要視するPCEでの物価上昇に落ち着きはみられるか、等注視したい。
- 来週のマーケットは、一時的ではありつつも、年金などのリバランス買いで株高・グロースラリーが継続する可能性は高いとみている。また月初来で買われているディフェンシブセクターの相対的優位性は来月以降も継続するとみているので押し目があれば拾っていきたい。
今週のパフォーマンスは+8.38%
米国市場
- 米株は全面高の中、特にヘルスケア、公益、生活必需品などディフェンシブセクターが先週に引き続き強く、エネルギーが先週に続いて弱い
- 加えて金曜には前月FEDが0.75%利上げの際に重視していたとされるミシガン大消費者信頼感指数の期待インフレを下方修正したことで、将来の金利低下期待でハイテクなどの高バリュエーションが買われる展開となった
日本株式
- 米国同様に月初来で大幅に下げていたグロースが反発した週となった
- 月初来では、世界的な景気後退ムードから外需シクリカルグロースが売り込まれ、大型グロースが弱い
各国株式
- 景気後退懸念やインフレ期待がやや落ち着いたことで、最もバリュエーションの高い米国株が反発でBest Performer
来週の予定
要人発言
- 6/26~28:G7首脳会議
- 6/28:デイリー米サンフランシスコ連銀総裁講演
- 6/29:ブラード米セントルイス連銀総裁
- 6/29:メスター・クリーブランド連銀総裁講演
- 6/29:パウエルFRB議長、ラガルドECB総裁、ベイリーBOE総裁講演(ECBフォーラム)
経済指標
- 6/28:米6月消費者信頼感指数
- 6/28:米ケース・シラー住宅価格指数
- 6/29:米1-3月期GDP(確定)
- 6/29:独6月消費者物価指数・速報値
- 6/30:米5月個人消費支出
- 6/30:米5月PCEデフレーター
- 6/30:米新規失業保険申請件数
- 6/30:OPECプラス閣僚級会合
- 6/30:中国6月製造業PMI
- 7/1:日銀短観
- 7/1:中国6月財新製造業PMI
- 7/1:ユーロ圏6月CPI(速報)
- 7/1:米6月ISM製造業景況指数