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藤倉コンポジット(5121), 7-9月アップデート
急騰時に20%ほど売却したものの、いまだに主力の藤倉コンポジットの直近アップデート業績はシェア拡大によって引き続き好調が予想されるが、株価は今後の「株主還元」に依存するだろう 投資理由とリスクを整理 主な投資理由ツアープロトップシェアの高単価ブランドととらえると潤沢なフリーキャッシュフローに対してバリュエーションが安い単純なゴルフブームによるゴルフ市場全体の成長の恩恵ではなく、シェア獲得による成長寄与が大きい潤沢なキャッシュフローから株主還元が期待できる資産に対してバリュエーションが低い為、下値リスクに対して上値期待が高い主なリスクワラントは株価965円以上で残り180万株の売りが降ってくる下限行使価額878円に対して、VWAP91%修正がかかるので日興ワラント行使ラインは965円と想定日興はワラント行使に際して値上がり益を狙うのではなく、無リスクで9%の修正額分の利益を取りに来ると想定すると、2023/12/29まで時間があることから965円以上で淡々と売却してくると思われる市場再編に際してプライム維持のため、流通株を減少させる自社株買いを先延ばしにするリスク逆にワラント(増資)は流 …
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続きを読む2022/6/26, 今週の相場, ディフェンシブ選好相場は来月以降も継続と予想
今週の振り返り 今週のパフォーマンスは小型株が好調で+8.38% 米国株は全面高で、先週に続きディフェンシブセクターが強くエネルギーが弱い 来週はG7、欧米中銀総裁の講演、PCEデフレーター、ISM製造業景況指数に注目。 G7合意の脱炭素路線に変化はあるか、中銀のインフレ・景気後退に対する考え方、FRBの重要視するPCEでの物価上昇に落ち着きはみられるか、等注視したい。 来週のマーケットは、一時的ではありつつも、年金などのリバランス買いで株高・グロースラリーが継続する可能性は高いとみている。また月初来で買われているディフェンシブセクターの相対的優位性は来月以降も継続するとみているので押し目があれば拾っていきたい。
続きを読む2022/6/18, 今週の相場, 円安は続くよどこまでも
今週の振り返り 今週のパフォーマンスは主に割安株ロング・外株とNASDAQショートがプラス寄与して+0.93% 足元の相場観はとにかく円安。4-6月期も終盤に差し掛かり、8月の決算発表シーズンに向けて割安な円安銘柄の株価織り込みが徐々に始まると想定。 先週末まで今回FOMCでは+50bpsがメインシナリオとみられていたが、週初にWSJで+75bps利上げの観測記事が出たことで一気に75bps利上げがメインシナリオ、サプライズで+100bps利上げも懸念されたが結果的に75bps利上げ。 米国同様に金融引き締め路線を加速させていたECBであるが、イタリアなどの周辺国(ドイツなど中心国と比較して財政の弱い国々)の国債価格下落で借り入れコストが中心国と比較して上昇していまうフラグメンテーション(断片化)が発生したことで緊急会合を開かれ、イタリア国債スプレッドは一旦縮小した。 スイス中銀が利上げを発表したことで海外勢から日銀YCC政策修正を期待した円買いが入ったが、結果は国内でのコンセンサス通り日銀は緩和政策を維持。一方で急激な為替変動に対して注視する旨を声明文に追加したことでやや円安をけん制 …
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続きを読む2022/6/11, 今週の相場, 今こそ日本株じゃね?
今週の振り返り 今週のパフォーマンスはバリュー/グロースの采配タイミングがたまたまうまくいき+10.6% 株式は中国を除きほぼすべての国で株価下落、金利は日本を除き大幅に上昇した。 金曜日のCPIは予想比上振れ。バイデン政権は中間選挙に向けてインフレ対策に努める一方、経済のソフトランディングも意識する中、来週のFOMCは市場が催促する形で75bps利上げを行うか、QTやMBS売却に関するガイダンスを出すか、等に注目。 原油は再び120円台突破でガソリン高は消費者の懐事情に直撃し、ミシガン大消費者信頼感指数は過去最低を更新。
続きを読む2022/5/28, 今週の相場, 「米国景気後退」と「金融引き締め後退」の綱引き
今週の振り返り 今週はほぼすべての国で株式上昇となり、中でも資源国・欧米が強く、アジアは相対的に弱い。 今週前半は、住宅指標の悪化やSNAPガイダンス下方修正による広告系下落などセンチメント悪化も、週中盤のFOMC議事録やNVDA決算以降は、月末リバランスや3連休を控えたショートカバー、不透明感後退による買い戻しでこれまで売られたハイテク筆頭に株式が大幅上昇となった。 先週のセンチメント悪化の引き金となった米小売り決算であるが、今週決算のあったコストコ、ダラーツリー、メーシーズなどは好決算で無事通過。 「米国景気後退」と「金融引き締め後退」の綱引きで、これまで「米国景気後退」が優勢でセンチメントが悪化していたが、個人的には6月2週目米CPI発表や3週目FOMC辺りまではラリー継続を想定。VIXが20前半まで下がればS&P500は4300~4400まで戻ることも想定。
続きを読む2022/5/21, 今週の相場, 米景気後退シナリオが現実味を帯びる。米クレジット環境の悪化に要注目。
今週の振り返り 今週のパフォーマンスは+8.56%。主に主力の好決算やヘッジ用NASDAQショートがプラス寄与。その他、決算後に短期目的で購入したデコルテ、三井松島もプラス寄与。 世界の資金の流れは、株から債券への資金移動で株安・債券高(金利低下)。株の中ではグロースからバリューへ、国別では米株から日本株、欧州株へ、というトレンド。
続きを読む2022/5/14, 今週の相場, 日銀政策変更思惑で銀行買い・住宅売り?
今週の振り返り 米CPIおよびPPI発表で事前予想比で上振れしたことで、米株は大きく売られS&P500は一時3900を割り込み、NASADAQ100は12,000を割り込んだ。 ただし前月比減速でピークアウトが観測されたことや、パウエル議長らが今後2回の50bps利上げを支持したことで急速に短期金利が低下、株式市場も週末にセンチメントが改善して大幅高となった。 金利上昇が懸念されていた半導体セクターはTSMCやAMDなど好調な業績発表が見直され相対的に強い週となった 日本株は決算ラッシュ、金曜日で3月決算を(ほぼ)終え、前期業績は上方修正が相次いだことで市場は楽観ムード。一方で、足元の原価上昇や供給網混乱により、今期業績予想は特に製造業で減益も目立つ。
続きを読む2022/5/9, 藤倉コンポジット(5121) 分析レポート
産業用資材セグメントの売上構成比が大きいため、原油高騰等のインフレ懸念によるゴム製品・素材セクター全体の下落に巻き込まれている(シクリカル割安セクターとの相関が高い)が、「ゴム・素材メーカー」から「世界的な知名度を持つゴルフシャフトブランド」へと事業ポートフォリオが転換。 高収益事業であるゴルフシャフト事業においてfujikuraのブランドVentus(およびOEM製品)がPGAツアープロに最も利用され認知度が伸びたことで2021年を境に爆発的にトップラインが伸び、収益を上げている。 一見すると海外売上は小さいが、成長ドライバーとなるゴルフシャフト事業は米国での売上・収益が大きく、円安恩恵銘柄の隠れ筆頭候補。 来期ガイダンス次第で、投資家構成が大きく変わる(機関投資家が増加する)ことがあればバリュエーション水準のビッグチェンジが期待される。 ※当ホームページ中のいかなる内容も将来の運用成果または投資収益を保障するものではありません。投資は自己責任でお願いいたします。
続きを読む2022/5/7, 今週の相場
今週の振り返り FOMCで事前予想通り50bpsの利上げも75bps利上げ支持のメンバーはおらず、FOMC直後に米株は暴騰。 翌日以降、FOMCのタカ派を緩める姿勢は無いことが改めて意識され、長期金利は上昇・株はハイテク筆頭に全面安。 ゴールデンウィークで東証は月金のみ開場しだが、「上海感染者数減少」の影響か、「日米金利差拡大で円安進行」の影響か、はたまた「インベストメントインキシダ」の影響か?、日本株は世界でも相対的に強い週(ドル建て)となった。 日報まとめはこちら。
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